3着までに入る2頭の馬を当てる「ワイド」は、2頭の馬を選ぶ券種の中で最も的中率が高く、それなりに高配当も狙える馬券です。
馬連などに比べるとどうしても配当は低くなりますが、点数を絞って買えばバランスが良く、安定して勝てるので実は上級者にも好まれる買い方です。
そんなワイド馬券のおすすめの買い方を、この記事ではまとめています。
ワイドが初心者から上級者までおすすめできる理由
ワイドは配当がイマイチ高くならないこともあって、中途半端なイメージがあるかもしれません。
しかし、的中率が高く「払戻率」も高めに設定されている事から、実は安定して勝ちたい上級者に好まれる買い方だったりします。
たとえば、払戻率80%の券種は20%が胴元(JRA)の取り分になり、残りの80%が的中馬券の配当にまわります。
払戻率は券種ごとに80%~70%の間で定められていて、ワイドの払戻率は比較的高い77.5%に設定されています。
また、ワイドは比較的的中率が高いので、手軽に的中を味わいたい初心者にもうってつけの買い方です。
競馬初心者にはバランスのいい「ワイド馬券」がおすすめ!!ワイドで馬券の買い方に慣れていけば、発展形として3連複を狙っていく事もできるので、そういった意味でもおすすめできますね。
ワイドは「とにかく点数を絞ること」が重要
ワイドの的中率は、馬連の3倍です。
・・・その分配当も低いので、馬連ながしのように多くの点数を買ってしまうと話になりません。
もちろん、ワイドでも高配当が狙えない事はないので、まったく人気のない穴馬を軸にして、手広く流していく手もあるにはあります。
しかし、基本的には1点買いや2点買いなど、極限まで点数を絞ることが重要になってきます。
「人気・穴・穴」のワイド2点買いがおすすめ!!
ワイドの2点買いはいくつかパターンがありますが、個人的におすすめなのが「人気・穴・穴」のパターンです。
この買い方だと的中時の配当を高められるので、あとはある程度的中率を高めるだけでOKになります。
ちなみに、似たような形で「穴・人気・人気」という買い方もありますが、実はこちらはあまりおすすめできません。
ワイド2点買いは「人気・穴・穴」のパターンがおすすめ!!「ダブル的中」が現実的に狙える買い方ですが、それなら3連複で買うべきなのでは?
・・・といった事を考えないといけなくなり、少し難しくなってしまうからです。
ワイドの「3頭ボックス」は効率が悪い!!
ワイドの「3頭ボックス」は、選んだ3頭がすべて馬券内にくれば「トリプル的中」になるので、狙いたくなる気持ちはわかりますし、実際、好んで買う人も多いのかもしれません。
しかし、ワイドの3頭ボックスは「的中率と配当のバランスが悪い買い目」を含んでしまう買い方なので、おすすめできません。
ワイド馬券の3頭ボックスがダメな理由先ほどの2点買いとは違い、3頭ボックスだと「人気 – 人気」や「穴 – 穴」というパターンを買い目に含んでしまいます。
前者は的中率が高いものの配当に期待できず、後者は的中率が低すぎてバランスが悪いので、どちらも効率の悪い買い方になってしまうんです。
3連複軸2頭ながしよりワイドがおすすめ!!
実は、ワイドの1点買いは「3連複軸2頭の総ながし」と同じ意味合いの買い方になります。
3連複の場合は、相手をそれなりに絞ったうえで的中させなければいけないので、迷った場合にはワイドがおすすめです。
ワイドと3連複軸2頭ながし、迷ったらワイドがおすすめな理由ケースバイケースではありますが、3連複を的中させようとすると、どうしても点数も増えてしまいがちですからね。
また、払戻率的にもワイドの方が2.5%有利です。※ワイドの払戻率77.50%、3連複の払戻率75.00%
的中時の配当は3連複の方が高くなりますが、基本的には点数を絞ったワイドで勝負することを、私はおすすめします。
まとめ:ワイドは安定して勝てる馬券の買い方
ワイドは、馬連などと比べて的中率が高いので「ある程度点数を絞ってもそれなりに的中率を高められる馬券の買い方」になります。
たとえば、同じ金額を買う前提で馬連と比べた時に・・・
- 的中率30%,的中時の配当が購入額の5倍のワイド
- 的中率10%,的中時の配当が購入額の15倍の馬連
上記2つを比べると期待値的には同じですが、的中率が高い分ワイドの方が安定します。
競馬は運の要素が大きいので、たとえ勝てる買い方を続けていても、運が悪いと大きくマイナスになってしまう可能性があります。
そして最悪なのが、マイナス収支が続いて精神的にもキツくなり、どんどん予想・買い方がブレていく事です。
競馬で勝つためには、回収率を高めることが最重要なのは言うまでもありません。
しかし、回収率だけでなく的中率の高い買い方を意識していく事で、運の要素に左右されにくくしていくことも、勝ち続ける為には重要な要素になってきます。
実は、ワイドという選択は「競馬で安定して勝ち続ける方法」という点で考えると、最適解に近い馬券の買い方なのではないでしょうか。