地方競馬には、中央競馬にはない「枠単」という買い方が存在します。
枠単は1着・2着になる馬の枠を着順指定で当てる”馬単の枠版的な馬券”ですが、これが意外と使えるんです!!
この記事では、枠単を狙うタイミングと買い方を解説しています。
枠単には馬単より圧倒的に有利な理由があるので、ぜひ狙ってみてください。
もくじ
枠単が馬単より圧倒的に有利な理由
地方競馬の枠単は、JRAのネット投票(即PATなど)で買うことができません。
枠単が馬単より圧倒的に有利な理由がこれです。
枠単は馬単の枠版なので、本来であれば枠単と馬単のオッズを見比べて美味しい方を買うべきです。
しかし、JRAのネット投票で馬券を買っている人は馬単しか買えないので、オッズを見比べて買われることがなく、人気の盲点になります。
そもそも、中央競馬がメインの人は、地方競馬もJRAのネット投票で買う人が非常に多いです。
なので・・・
- 枠単が発売されるレース
- JRAのネット投票で買えるレース
この条件を満たしたレースでは、枠単が馬単より圧倒的に有利になります。
枠単が馬単より有利になった例
実際のレースで枠単が馬単より有利になった例は腐るほどありますが、例として面白いケースを1つ紹介します。
こちらは2019年の「さきたま杯(浦和競馬・JpnⅡ)」のレース結果です。
7枠9番ウインムートが1着、3枠3番サクセスエナジーが2着となったレースですが、馬単・枠単の配当は以下の通りです。
組番 | 配当 | |
馬単 | 9 → 3 | 1,950円 |
枠単 | 7 → 3 | 2,040円 |
枠単の方が90円、配当が高くなっていますね。
ここで注目すべきなのは、馬単の的中パターンは1つだけなのに対し、枠単の的中パターンは2つあるという点です。
このレースの3枠はサクセスエナジー1頭でしたが、7枠はウインムートとコウエイエンブレムの2頭いました。
「馬単9→3」は1着9番・2着3番のみ的中ですが、「枠単7→3」は1着9番・2着3番と1着10番・2着3番のどちらのパターンでも的中になります。
・・・にも関わらず枠単の方が配当も高い訳ですから、圧倒的に有利ですよね。
ちなみに、この例のようなパターンもそこまでレアケースではないので、割とよくあります。
しかし、「まず間違いなく枠単を狙うべきタイミング」というのは、以下の2パターンになります。
枠単を狙うべき2つのタイミング
先ほどの例のように、単純に枠単で買った方がお得になるケースもありますが、枠単を積極的に狙うべきなのは・・・
- 1頭1枠同士の枠単
- 同枠の枠単(ゾロ目)
この2つのタイミングです。
1頭1枠同士の枠単は馬単より有利な場合が多い!!
地方競馬はフルゲートにならず、小頭数で開催されるレースが多いです。
中央競馬でもそうですが、15頭以下のレースでは「1頭で1枠」という枠がありますよね。
この1頭で1枠同士の馬を馬単で狙う場合、枠単とオッズを見比べて有利な方で買った方がいいです。
ちなみに、これは枠単・馬単に限った話ではなく、枠連・馬連でも同じことが言えます。
枠連と馬連の場合はそこまで大きな差はつきにくいですが、地方競馬の枠単はそもそも馬単より有利な場合が多いので、必ずオッズを見比べるようにしましょう。
同枠の枠単(ゾロ目)は3つのオッズを見比べよう!!
枠単は同枠の2頭の組み合わせ(ゾロ目)で買うこともできます。
その場合、2頭の着順が関係なくなるので、買い目が馬連,同枠の枠連と全く同じになります。
・・・なので、地方競馬で「同枠の2頭の組み合わせの馬連」を買う場合には、馬連・枠連・枠単の3つのオッズを見比べて一番有利な券種で買った方がお得です。
ちなみに「枠単 > 枠連 > 馬連」になる場合が多いです。
ただ絶対ではないので、実際に購入する際には、オッズを見比べて一番有利な券種で買うようにしてください。
まとめ:地方競馬の「枠単」はかなり使える!!
地方競馬の馬券もJRAのネット投票(即PATなど)を使って購入する人が多いですが、JRAのネット投票では「枠単」を買うことができません。
そのため枠単は人気の盲点となり、馬単よりオッズが美味しい場合が多いです。
特に狙うべきなのは「1頭1枠同士の枠単」と「同枠の枠単(ゾロ目)」で、前者は馬単、後者は馬連,同枠の枠連と全く同じ買い目になります。
同じ買い目なら配当が高い方がいいに決まってるので、こういったケースでは必ずオッズを見比べてから、有利な券種で購入するようにしましょう。