2019年10月20日に京都競馬場で行われる「菊花賞(G1)」の予想記事です。
今年はイマイチなメンバーで盛り上がりに欠ける・・・とか言われていますが、なかなか混戦模様で面白いと思いますw
早速ですが、私の本命はニシノデイジー。ルメール騎手の腕に期待します!!
記事内では、過去10年データから菊花賞の傾向をまとめているので、ぜひ予想の参考にしてください。
もくじ
菊花賞2019の出走予定馬と枠順
枠番 | 馬名 | 性齢 | 騎手 | 斤量 |
1 | ザダル | 牡3 | 石橋脩 | 57 |
2 | ニシノデイジー | 牡3 | ルメール | 57 |
3 | カリボール | 牡3 | 藤井勘 | 57 |
4 | ユニコーンライオン | 牡3 | 岩田康 | 57 |
5 | ワールドプレミア | 牡3 | 武豊 | 57 |
6 | ディバインフォース | 牡3 | 横山典 | 57 |
7 | ヒシゲッコウ | 牡3 | スミヨン | 57 |
8 | メロディーレーン | 牝3 | 坂井 | 55 |
9 | ヴァンケドミンゴ | 牡3 | 藤岡佑 | 57 |
10 | カウディーリョ | 牡3 | M.デムーロ | 57 |
11 | シフルマン | 牡3 | 松山 | 57 |
12 | レッドジェニアル | 牡3 | 酒井 | 57 |
13 | ヴェロックス | 牡3 | 川田 | 57 |
14 | サトノルークス | 牡3 | 福永 | 57 |
15 | ホウオウサーベル | 牡3 | 蛯名 | 57 |
16 | ナイママ | 牡3 | 柴田大 | 57 |
17 | タガノディアマンテ | 牡3 | 田辺 | 57 |
18 | メイショウテンゲン | 牡3 | 池添 | 57 |
菊花賞2019の出走予定馬と枠順は上記の通り。
皐月賞馬・ダービー馬不在でやや寂しいメンバーですが、今年も18頭のフルゲートになりました。
赤文字の騎手は乗り替わり。結構多いですね。
中でも勝浦 → ルメールで超絶鞍上強化(?)となるニシノデイジーがやはり気になりますw
過去10年データから菊花賞の傾向をチェック!!
意外にも(?)1番人気の信頼度は高い!!
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収率 | 複回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 5- 1- 1- 3/ 10 | 50.0% | 60.0% | 70.0% | 112 | 96 |
2番人気 | 0- 3- 0- 7/ 10 | 0.0% | 30.0% | 30.0% | 0 | 47 |
3番人気 | 1- 0- 2- 7/ 10 | 10.0% | 10.0% | 30.0% | 69 | 82 |
4番人気 | 0- 1- 0- 9/ 10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% | 0 | 27 |
5番人気 | 1- 2- 0- 7/ 10 | 10.0% | 30.0% | 30.0% | 134 | 102 |
6番人気 | 0- 0- 2- 8/ 10 | 0.0% | 0.0% | 20.0% | 0 | 89 |
7番人気 | 2- 1- 2- 5/ 10 | 20.0% | 30.0% | 50.0% | 377 | 238 |
8番人気 | 1- 0- 0- 9/ 10 | 10.0% | 10.0% | 10.0% | 192 | 60 |
9番人気 | 0- 1- 0- 9/ 10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% | 0 | 50 |
10番人気~ | 0- 1- 3- 86/ 90 | 0.0% | 1.1% | 4.4% | 0 | 40 |
個人的には荒れるイメージが強い菊花賞ですが、意外にも1番人気は過去10年で5勝・馬券内率70%とかなり優秀です。
しかし、2~4番人気の成績はイマイチで、1番人気の信頼度は高いもののやはり結構荒れるレースと言えます。
今年のメンバーだと、実績的に抜けているヴェロックスが恐らく1番人気ですが、2~4番人気はそもそも読みづらいです。
ニシノデイジー・ワールドプレミア・ヒシゲッコウあたりだと思いますが、どれも騎手人気感が否めないですし、傾向通り2番人気以下は混戦な感じかもしれません。
前走トライアル組が中心だが・・・
前走 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収率 | 複回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
神戸新聞杯(G2) | 7- 6- 4-49/66 | 10.6% | 19.7% | 25.8% | 62 | 60 |
セントライト記念(G2) | 1- 3- 1-46/51 | 2.0% | 7.8% | 9.8% | 26 | 44 |
野分特別(1000万下) | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% | 640 | 200 |
ラジオNIKKEI賞(G3) | 1- 0- 0- 0/ 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 1450 | 450 |
札幌記念(G2) | 0- 1- 0- 2/ 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% | 0 | 166 |
兵庫特別(1000万下) | 0- 0- 2- 6/ 8 | 0.0% | 0.0% | 25.0% | 0 | 182 |
阿賀野川特別(1000万下) | 0- 0- 2- 0/ 2 | 0.0% | 0.0% | 100.0% | 0 | 855 |
支笏湖特別(1000万下) | 0- 0- 1- 0/ 1 | 0.0% | 0.0% | 100.0% | 0 | 520 |
その他 | 0- 0- 0- 45/ 45 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
過去10年で菊花賞に出走した馬の前走レースを見ると、菊花賞トライアルの神戸新聞杯が66頭・同じくトライアルのセントライト記念が51頭と、7割近くの出走馬がこの2つのレースからのローテで参戦してきています。
中でも、神戸新聞杯組は7勝と圧倒的で、菊花賞は前走神戸新聞杯組が中心となる傾向があります。
一方、前走セントライト記念組は51頭も出走しているのに勝ち馬が1頭だけ(2015年のキタサンブラック)で、連対率・複勝率もかなり悪いので、あまり相性が良いローテとは言えません。
ちなみに、今年の出走予定馬で前走神戸新聞杯からのローテになるのは以下の5頭です。
・前走神戸新聞杯
ユニコーンライオン
ワールドプレミア
シフルマン
レッドジェニアル
ヴェロックス
勝ち馬のサートゥルナーリアはいませんが、2着・3着のヴェロックス・ワールドプレミアが人気の中心になりそうですね。
内枠圧倒的有利!!外枠はかなり厳しい
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収率 | 複回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 3- 0- 1-16/20 | 15.0% | 15.0% | 20.0% | 137 | 61 |
2枠 | 3- 3- 0-14/20 | 15.0% | 30.0% | 30.0% | 86 | 110 |
3枠 | 1- 0- 0-19/20 | 5.0% | 5.0% | 5.0% | 116 | 23 |
4枠 | 0- 0- 1-19/20 | 0.0% | 0.0% | 5.0% | 0 | 30 |
5枠 | 0- 2- 2-16/20 | 0.0% | 10.0% | 20.0% | 0 | 56 |
6枠 | 1- 2- 2-15/20 | 5.0% | 15.0% | 25.0% | 72 | 136 |
7枠 | 2- 2- 3-23/30 | 6.7% | 13.3% | 23.3% | 19 | 89 |
8枠 | 0- 1- 1-28/30 | 0.0% | 3.3% | 6.7% | 0 | 17 |
枠順別で過去10年データを見ると、とにかく内枠が圧倒的に有利なことがわかります。
長距離レースにありがちな傾向ですが、菊花賞に関してもスタートからコーナーまでが短い「コース形態」と、3000mという長い「距離」を考えると納得のデータですね。
ちなみに、7枠からは勝ち馬が2頭出ているものの単勝回収率がウンコです。
それもそのはず、7枠から勝ったのは2017年のキセキ(1番人気)と、2011年のオルフェーブル(1番人気)だけですからね。
「菊花賞を外枠から勝てるのは、抜けて強い馬だけ」と考えて良さそうです。
・・・さて、今年は7枠13番のヴェロックスがおそらく1番人気になりますw
皐月賞馬もダービー馬もおらず、もっと言うと神戸新聞杯とセントライト記念の勝ち馬もいない今年のメンバーでは「抜けて強い馬」だと思いますが、どうなるでしょうか。
先行馬有利!!追い込み馬はノーチャンス。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回収率 | 複回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 0- 1- 12/ 13 | 0.0% | 0.0% | 7.7% | 0 | 23 |
先行 | 5- 4- 3- 24/ 36 | 13.9% | 25.0% | 33.3% | 145 | 157 |
中団 | 4- 5- 6- 65/ 80 | 5.0% | 11.3% | 18.8% | 43 | 66 |
後方 | 0- 1- 0- 48/ 49 | 0.0% | 2.0% | 2.0% | 0 | 2 |
マクリ | 1- 0- 0- 1/ 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% | 70 | 55 |
脚質別で過去10年データを見ると、馬券に絡んだほとんどが先行か中団(差し)の馬です。
逃げ馬の成績こそイマイチですが、菊花賞はある程度前にいないと厳しくて・・・
4角位置 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
10番手以下 | 0- 3- 2- 79/ 84 | 0.0% | 3.6% | 6.0% |
4角通過時に10番手以下だった馬は、ほぼノーチャンスです。
「菊花賞で直線一気はまず無理」と考えてOKでしょう。
菊花賞2019の予想
- 1番人気の信頼度◎。結構荒れる。
- 前走神戸新聞杯組が中心。セントライト記念はイマイチ。
- とにかく内枠有利。外枠は厳しい。
- 前有利。追い込み馬はノーチャンス。
過去10年データから、菊花賞2019の予想に役立てたいポイントは上記4点です。
1番人気濃厚なヴェロックスは外枠ですが、神戸新聞杯最先着で実績的にも最上位なので、高確率で馬券に絡んできそうでです。
・・・さて、冒頭でも書いたように私の本命はニシノデイジーです。
※セントライト記念。ニシノデイジーは6枠12番。前走は後方で絶望的な位置から大外ブン回し&上がり最速で5着。
内有利の馬場で外枠という事もありましたが、この騎乗でついに勝浦騎手が降板となりました。
セントライト記念からのローテはデータ的にあまりよくないのですが、ニシノデイジーはこのメンバーなら能力的にも上位で、ヴェロックスに次ぐくらいだと思います。
今回は内枠&ルメールで逆転、頭まであるとみて本命です。
本命ニシノデイジー、対抗は無難にヴェロックス。
ワイド → 2-13
・・・という訳で、菊花賞の買い目はこんな感じ。
外枠は気に食わないですが、やはりこのメンバーなら抜けて強いヴェロックスは外せないかなといったところです。