複勝馬券のオッズは「〇.〇~〇.〇」というように幅がありますが、これは馬券が的中した際の最低配当~最高配当です。
私は競馬初心者の時、複勝で買った馬が3着以内の中で何着になるか。つまり着順で配当が変わるものなのかな?と思っていましたが、それは違います。
複勝のオッズに幅がある理由は、選んだ馬以外で3着以内にどの馬が入るかによって配当が変わるからで、着順は関係ありません。
この記事では、複勝の払戻の仕組み(計算方法)をまとめました。
仕組みを知らないとどうなれば配当が美味しくなるのかわからないので、ここはしっかり頭に入れておきましょう。
※ワイド馬券のオッズに幅があるのも、複勝と同様の理由です。
もくじ
複勝の配当は「ハズレ馬券の山分け」と考えればOK!!
複勝馬券の配当は、ハズレ馬券(4着以下)に投票された金額を、的中馬券(3着以内)に均等に振り分けるというイメージで考えればOKです。
つまり「ハズレ馬券の山分け」ですね。
これは複勝に限った話ではなく、すべての馬券で同様です。
ただ、複勝の場合は的中パターンが3通りあるので、山分けの原資となるハズレ馬券の投票金額がレース終了後までわからないですよね。
的中時の配当を表すオッズに「〇.〇~〇.〇」というように幅ができてしまう理由は、この払戻の仕組みによるものです。
ちなみに、複勝の払戻率は80%なので、ハズレ馬券に投票された金額を的中馬券に振り分けた後、20%引かれた金額が的中時の配当になります。
表示されているオッズは、この20%が引かれた後の配当になっています。
複勝の配当が高くなるパターン・安くなるパターン
複勝の払戻の仕組みを踏まえると、
- 人気馬が3着以内に入ると配当が安くなる。
- 人気馬が4着以下に沈むと配当が高くなる。
人気馬が4着以下に飛びそうな場合は、複勝オッズの幅の中で最高寄りの配当に期待できますが、断然人気の馬が3着以内に残ってしまうと、高配当に期待できないという感じですね。
極端な例を出すと、16頭立てのレースで5番人気、複勝オッズが「2.3~4.0」の馬券を購入し、選んだ馬が3着に入って的中となった場合・・・
- 1番人気・2番人気が1着・2着 → 2.3倍(最低オッズ)
- 1番人気・2番人気がともに4着以下 → 4.0倍(最高オッズ)
配当はこのようになります。
複勝馬券を買う場合には、選んだ馬が3着以内にくるか?だけでなく、的中した際に人気馬が同時に3着以内に入りそうか?という事も考えなければいけません。
まとめ:複勝はレース終了まで配当が確定しないからオッズに幅がある!!
競馬の複勝オッズに幅がある理由は、選んだ馬以外で3着以内にどの馬が入るかによって配当が変わるからです。
馬券の払戻の仕組みは「ハズレ馬券の山分け」なので、ハズレ馬券の投票金額がレース終了後まで確定しない複勝のオッズは、どうしても幅ができてしまう・・・という訳ですね。