中央競馬ではレアケースですが、地方競馬では複勝馬券の100円元返し(1.0倍)が頻繁に発生します。
その理由は主に、以下の3つです。
- 中央と違って救済措置がない
- 人気が極端に偏ることが多い
- そもそも売上が少ない
100円元返しの馬券はリスクしかないので、絶対に買ってはいけません。
地方競馬で複勝を買う場合には特に注意が必要なので、必ず頭に入れておきましょう。
もくじ
地方競馬の複勝が100円元返しになりやすい3つの理由
1.地方競馬には「JRAプラス10」のような救済措置がない
競馬の配当は、10円未満(オッズで言うと小数第2位以下)が切り捨てになるので、本来配当金が101円~109円(1.01倍~1.09倍)になる場合でも、切り捨てられて100円元返しになってしまう仕組みです。
中央競馬ではこれに対する救済措置として、切り捨てになるところを逆に上乗せして110円(1.1倍)にしてくれる「JRAプラス10」というルールがあります。
→複勝馬券はJRAの利益がなくなると100円元返し(1.0倍)になる!!
しかし、地方競馬にはこのような救済措置がありません。
救済措置がない分、地方競馬では容赦なく複勝の配当が100円元返しになります。
人気が極端に偏ったレースでは、上位2頭や3頭すべて元返しなんていう悲惨な事態も割とありますからね・・・。
2.馬の実力差が大きく、人気が極端に偏ることが多い
地方競馬は中央競馬に比べて、馬の実力差が大きいです。
なので、そもそも人気が極端に偏ることが多い = 複勝の配当が100円元返しになりやすいんです。
ちなみに、中央の馬も参戦する交流重賞になると出走馬の実力差はさらにエグイことになりますw
上記は中央の人気馬3頭で決まった2019年の「クラスターカップ(JpnⅢ)」の複勝配当ですが、馬券内の3頭中2頭が100円元返し、もう1頭も110円というかなりエグい結果です・・・。
3.地方競馬は馬券の売上がそもそもかなり少ない
地方競馬は中央競馬と比べて、複勝馬券の売上自体がそもそもかなり少ないです。
2つ目の理由と重複する部分でもありますが、そもそも売上が少ない = 人気が偏りやすい = 複勝の配当が100円元返しになりやすいという悪循環ですね。
最近はJRAのネット投票で馬券を買えるようになったり、テレビCMをやったりなどの効果もあって、地方競馬の売上も徐々に増えてはいるようです。
とは言っても中央の売上には遠く及ばないので、やはり地方競馬の方が売上が少ない = 人気が偏りやすいのはどうしようもありません。
まとめ:地方競馬の複勝は100円元返しに注意!!
地方競馬は中央競馬と比較して、複勝馬券の100円元返し(1.0倍)が発生しやすいです。
- 地方競馬には「JRAプラス10」のような救済措置がない
- 馬の実力差が大きく、人気が極端に偏ることが多い
- 地方競馬は馬券の売上がそもそもかなり少ない
100円元返しの馬券は当たってもチャラ・外れたらゼロのリスクしかない最悪の馬券なので、地方競馬で複勝を買う場合には、特に注意するようにしましょう。