【枠順確定】有馬記念2019の出走予定馬と過去10年データまとめ

【随時更新】有馬記念2019の出走予定馬と過去10年データまとめ

2019年も残すところあとわずかとなり、今年も1年の競馬を締めくくる有馬記念がやってきます。

この記事では、有馬記念2019の出走予定馬と過去10年データをまとめました。

アーモンドアイの参戦も決まり、今年の有馬記念はG1馬11頭の超豪華メンバーになりそうです。

短距離と牝馬限定戦を除けば2019年のG1馬がすべて揃いますし、騎手に関しても間違いなく歴代最強メンバーですからね。

記事後半では有馬記念の過去10年データをがっつりまとめているので、こちらもぜひ予想に役立ててください。

12月19日枠順確定。出馬表に枠順を追加しました。

もくじ

有馬記念2019の日程

レース名 第64回 有馬記念(G1)
賞金 1着:3億円
2着:1億2000万円
3着:7500万円
4着:4500万円
5着:3000万
日時
2019年12月22日(日) 15時25分発走
開催 中山競馬場 11R 芝2500m
条件 サラ系3歳以上
斤量 定量
3歳55kg,4歳57kg,牝馬-2kg
フルゲート 16頭

枠順抽選会と馬券の発売日は?

今年の有馬記念の枠順抽選会は「有馬記念フェスティバル」という名称で行われるようですw

・有馬記念フェスティバル2019
日時…12月19日(木) 17時00分~19時00分
会場…品川プリンスホテル
内容…有馬記念公開枠順抽選会および有馬記念予想検討会

概要は上記の通り。17時00分~18時30分まではBSフジで生中継されます。

 

なお、有馬記念の馬券は12月20日(金) 14:00~発売予定です。

土曜日に行われる中山大障害と阪神カップの馬券も同時に発売開始となるので、覚えておきましょう。

有馬記念2019の出走予定馬と枠順

枠番 馬名 性齢 騎手 斤量 
1 スカーレットカラー 牝4 岩田康誠 55
2 スワーヴリチャード 牡5 O.マーフィー 57
3 エタリオウ 牡4 横山典弘 57
4 スティッフェリオ 牡5 丸山元気 57
5 フィエールマン 牡4 池添謙一 57
6 リスグラシュー 牝5 D.レーン 55
7 ワールドプレミア 牡3 武豊 55
8 レイデオロ 牡5 三浦皇成 57
9 アーモンドアイ 牝4 C.ルメール 55
10 サートゥルナーリア 牡3 C.スミヨン 55
11 キセキ 牡5 R.ムーア 57
12 クロコスミア 牝6 藤岡佑介 55
13 アルアイン 牡5 松山弘平 57
14 ヴェロックス 牡3 川田将雅 55
15 アエロリット 牝5 津村明秀 55
16 シュヴァルグラン 牡7 福永祐一 57

※最終更新:12月19日

アーモンドアイの参戦により、フィエールマンの鞍上はC.ルメール → 池添謙一騎手に。

W.ビュイック騎手の騎乗停止により、レイデオロの鞍上は三浦皇成騎手に変更となりました。

D.レーン騎手が「特例」で有馬記念参戦決定!!

今年の春に来日し無双したオーストラリアのD.レーン騎手が「特例」でリスグラシューとのコンビを再結成、有馬記念に参戦することが決定しました。

レーンは来日1年目の今年、すでに2か月間の短期免許期間を終えているが、リスグラシューとのコンビで宝塚記念、豪州のコックスプレートと国内外G1を2勝。この活躍が評価され、有馬記念当日の一日限定免許で騎乗が可能になった。

レーン騎手がリスグラシューと再コンビで有馬記念参戦!異例の当日限定免許で – スポーツ報知

レーン騎手は今年すでに2ヶ月間の短期免許を使い切っていますが、今回「一日限定免許」が交付されるようです。

 

そんなのアリなの?という話ですが、実は過去に前例があります。

かなり前になりますが2003年、3冠がかかった菊花賞でネオユニヴァースに騎乗するためにM.デムーロ騎手に特例で一日限定免許が交付されていたんですね。

・・・ちなみに、ネオユニヴァースは菊花賞で1番人気に支持されましたが3着でしたw

ファン投票の中間発表と最終結果

順位 馬名 性齢 得票数
1 アーモンドアイ 牝4 32,596
2 リスグラシュー 牝5 30,741
3 キセキ 牡5 29,891
4 サートゥルナーリア 牡3 27,037
5 ブラストワンピース 牡4 26,063
6 フィエールマン 牡4 22,797
7 ワールドプレミア 牡3 20,819
8 レイデオロ 牡5 17,340
9 ワグネリアン 牡4 16,605
10 ラッキーライラック 牝4 15,597
11 アルアイン 牡5 14,316
12 スワーヴリチャード 牡5 13,351
13 シュヴァルグラン 牡7 13,297
14 ラヴズオンリーユー 牝3 10,613
15 オジュウチョウサン 牡8 10,447
16 クロノジェネシス 牝3 7,812
17 ヴェロックス 牡3 7,653
18 メロディーレーン 牝3 7,537
19 ダノンプレミアム 牡4 6,780
20 ユーキャンスマイル 牡4 6,120

※11月21日発表,有効投票数461,383票

順位 馬名 性齢 得票数 順位変動
1 アーモンドアイ 牝4 71,054
2 リスグラシュー 牝5 63,341
3 キセキ 牡5 62,176
4 サートゥルナーリア 牡3 55,672
5 ブラストワンピース 牡4 53,579
6 フィエールマン 牡4 46,701
7 ワールドプレミア 牡3 44,565
8 レイデオロ 牡5 39,572
9 ワグネリアン 牡4 36,976
10 ラッキーライラック 牝4 33,349
11 スワーヴリチャード 牡5 30,736 ↑1
12 アルアイン 牡5 30,185 ↓1
13 シュヴァルグラン 牡7 26,903
14 オジュウチョウサン 牡8 23,109 ↑1
15 ラヴズオンリーユー 牝3 21,750 ↓1
16 ダノンプレミアム 牡4 17,146 ↑3
17 ヴェロックス 牡3 16,881
18 クロノジェネシス 牝3 16,365 ↓2
19 ユーキャンスマイル 牡4 15,369 ↑1
20 アエロリット 牝5 15,201

※11月28日発表,有効投票数1,016,920票

順位 馬名 性齢 得票数 順位変動
1 アーモンドアイ 牝4 109,885
2 リスグラシュー 牝5 94,357
3 キセキ 牡5 93,224
4 サートゥルナーリア 牡3 83,491
5 ブラストワンピース 牡4 75,047
6 フィエールマン 牡4 68,451
7 ワールドプレミア 牡3 67,887
8 スワーヴリチャード 牡5 61,599 ↑3
9 レイデオロ 牡5 60,594 ↓1
10 ワグネリアン 牡4 58,115 ↓1
11 ラッキーライラック 牝4 49,732 ↓1
12 アルアイン 牡5 46,494
13 シュヴァルグラン 牡7 39,831
14 オジュウチョウサン 牡8 36,467
15 ラヴズオンリーユー 牝3 33,392
16 ダノンプレミアム 牡4 27,764
17 ヴェロックス 牡3 26,578
18 アエロリット 牝5 26,180 ↑2
19 クロノジェネシス 牝3 25,048 ↓1
20 ユーキャンスマイル 牡4 24,606 ↓1

※12月5日発表,有効投票数1,577,760票

有馬記念2019のファン投票では、第1回中間・第2回中間・最終結果のすべてでアーモンドアイが1位になりました。

アーモンドアイの参戦はまずないと考えていましたが、なんと参戦決定。

今年の有馬記念は例年以上にヤバいくらい盛り上がりそうです。

今年の有馬記念を回避する馬は?

馬名 回避理由
ブラストワンピース 背腰の回復に時間を要している為
ワグネリアン 年内休養
ラッキーライラック 香港国際競争(12月8日)に向かう為
オジュウチョウサン 年内休養
ラヴズオンリーユー 状態が戻りきらない為
ダノンプレミアム 年内休養
クロノジェネシス
ユーキャンスマイル 年内休養
ウインブライト 中山記念へ

ファン投票上位馬の中で、2019年の有馬記念を回避することを発表している馬は上記の通り。

去年の有馬記念を制したブラストワンピースは背腰の回復に時間を要しているらしく、年内は休養予定です。

 

凱旋門賞の惨敗っぷりをみると正直出てきても・・・という感じはあるので、じっくり休んで立て直してもらいたいですね。

回避馬は今後増える可能性があるので、分かり次第追記していきます。

今年の有馬記念で引退する馬一覧

馬名 性齢 主な勝ち鞍
アエロリット 牝5 NHKマイルカップ(2017年)
アルアイン 牡5 大阪杯(2019年)
クロコスミア 牝6 アイルランド府中牝馬(2017年)
シュヴァルグラン 牡7 ジャパンカップ(2017年)
リスグラシュー 牝5 宝塚記念(2019年)
レイデオロ 牡5 日本ダービー(2017年)

2019年の有馬記念で引退する予定の馬は、現在6頭。

有馬記念で引退と言えば、近年でも2017年のキタサンブラック(1着)、2014年のジェンティルドンナ(1着)、2013年のオルフェーヴル(1着)などが勝って有終の美を飾っており、引退レースだからと言って軽視は禁物です。

 

今年はアーモンドアイの動向にもよりますが、宝塚記念を制したリスグラシューが1番人気に支持されそうです。

後述する過去10年データでも触れていますが、有馬記念で1番人気に支持された馬の成績はとにかく優秀なので、リスグラシューが勝って有終の美を飾る可能性は結構あると思います。

有馬記念の過去10年データから傾向をチェック!!

年度 着順 人気 枠番 馬名 性齢 騎手 斤量 馬場
2018年 1着 3 8 ブラストワンピース 牡3 池添謙一 55
2着 1 12 レイデオロ 牡4 C.ルメール 57
3着 9 15 シュヴァルグラン 牡6 H.ボウマン 57
2017年 1着 1 2 キタサンブラック 牡5 武豊 57
2着 8 3 クイーンズリング 牝5 C.ルメール 55
3着 3 10 シュヴァルグラン 牡5 H.ボウマン 57
2016年 1着 1 11 サトノダイヤモンド 牡3 C.ルメール 55
2着 2 1 キタサンブラック 牡4 武豊 57
3着 3 2 ゴールドアクター 牡5 吉田隼人 57
2015年 1着 8 7 ゴールドアクター 牡4 吉田隼人 57
2着 5 9 サウンズオブアース 牡4 M.デムーロ 57
3着 4 11 キタサンブラック 牡3 横山典弘 55
2014年 1着 4 4 ジェンティルドンナ 牝5 戸崎圭太 55
2着 9 6 トゥザワールド 牡3 W.ビュイック 55
3着 1 14 ゴールドシップ 牡5 岩田康誠 57
2013年 1着 1 6 オルフェーヴル 牡5 池添謙一 57
2着 4 4 ウインバリアシオン 牡5 岩田康誠 57
3着 2 14 ゴールドシップ 牡4 R.ムーア 57
2012年 1着 1 13 ゴールドシップ 牡3 内田博幸 55
2着 10 6 オーシャンブルー 牡4 C.ルメール 57
3着 2 9 ルーラーシップ 牡5 C.ウィリアムズ 57
2011年 1着 1 9 オルフェーヴル 牡3 池添謙一 55
2着 7 5 エイシンフラッシュ 牡4 C.ルメール 57
3着 9 7 トゥザグローリー 牡4 福永祐一 57
2010年 1着 2 1 ヴィクトワールピサ 牡3 M.デムーロ 55
2着 1 7 ブエナビスタ 牝4 C.スミヨン 55
3着 14 11 トゥザグローリー 牡3 C.ウィリアムズ 55
2009年 1着 2 9 ドリームジャーニー 牡5 池添謙一 57
2着 1 2 ブエナビスタ 牝3 横山典弘 53
3着 11 6 エアシェイディ 牡8 後藤浩輝 57

前走菊花賞組が優秀。JC、天皇賞・秋からのローテはイマイチ!!

前走 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
菊花賞(G1) 4- 1- 1- 5/11 36.4% 45.5% 54.5% 149 136
ジャパンカップ(G1) 3- 4- 7-47/61 4.9% 11.5% 23.0% 31 62
天皇賞・秋(G1) 1- 1- 0-10/12 8.3% 16.7% 16.7% 33 23
凱旋門賞(G1) 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 25.0% 50.0% 40 67
アルゼンチン共和国杯(G2) 1- 0- 0- 6/ 7 14.3% 14.3% 14.3% 242 58
エリザベス女王杯(G1) 0- 2- 0-13/15 0.0% 13.3% 13.3% 0 46
金鯱賞(G2) 0- 2- 0-13/15 0.0% 13.3% 13.3% 0 52
中日新聞杯(G3) 0- 0- 1- 0/ 1 0.0% 0.0% 100.0% 0 1260
ステイヤーズS(G2) 0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
福島記念(G3) 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
チャレンジカップ(G3) 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
鳴尾記念(G3) 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

※156頭の内、2頭以上の出走or馬券に絡んだレースから147頭のデータを抜粋。

過去10年の前走レース別データをみると、前走菊花賞組が非常に優秀な成績を残しています。

一方、最も出走頭数の多いジャパンカップや天皇賞・秋からのローテに関しては成績、回収率ともにイマイチです。

 

後述する年齢別成績をみても、有馬記念は3歳馬がかなり有利なレースと言えそうです。

3歳といってももう12月ですし、急成長する時期に斤量のハンデが貰えるのはやはり大きいのでしょう。

上位人気が好走。1番人気の複勝率は90%!!

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1番人気 5- 3- 1- 1/ 10 50.0% 80.0% 90.0% 110 116
2番人気 2- 1- 2- 5/ 10 20.0% 30.0% 50.0% 124 78
3番人気 1- 0- 2- 7/ 10 10.0% 10.0% 30.0% 89 65
4番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 20.0% 30.0% 87 87
5番人気 0- 1- 0- 9/ 10 0.0% 10.0% 10.0% 0 29
6番人気 0- 0- 0- 10/ 10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
7~9人気 1- 3- 2- 24/ 30 3.3% 13.3% 20.0% 56 102
10人気~ 0- 1- 2- 63/ 66 0.0% 1.5% 4.5% 0 32

人気別データを見ると上位人気の成績が優秀で、過去10年の勝ち馬は9頭が4番人気以内に支持された馬でした。

特に1番人気に支持された馬は5勝8連対、複勝率90%とかなり優秀で、1番人気を軽視した時点でかなり的中から遠ざかるレースと言えます。

 

ちなみに、過去10年で1番人気を背負って馬券外に飛んだのは2015年のゴールドシップ(引退レース)のみです。

とは言え、この年は混戦模様で1番人気の単勝オッズでも4.1倍ついていたくらいなので、あまり「1番人気!!」という感じではありませんでしたね。

3歳馬が優秀。斤量の影響が大きい!?

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
3歳 5- 2- 2- 21/ 30 16.7% 23.3% 30.0% 82 103
4歳 1- 6- 2- 31/ 40 2.5% 17.5% 22.5% 42 74
5歳 4- 2- 4- 37/ 47 8.5% 12.8% 21.3% 34 45
6歳 0- 0- 1- 18/ 19 0.0% 0.0% 5.3% 0 19
7歳 0- 0- 0- 12/ 12 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
8歳 0- 0- 1- 5/ 6 0.0% 0.0% 16.7% 0 63

年齢別のデータを見ると、3歳馬の成績が頭1つ抜けて優秀です。

有馬記念に出走してくるような3歳馬はそもそもレベルが高いというのもありますが、牡馬が55kg、牝馬が53kgと軽斤量で出走できる事も大きいのではないでしょうか。

 

次いで5歳馬、4歳馬の成績も悪くないですが、6歳以上の馬の成績は壊滅的です。

ただ、今年はそもそも6歳以上の出走予定馬がクロコスミアとシュヴァルグランの2頭しかいません。

シュヴァルグランは去年、過去10年で唯一となる6歳馬で馬券に絡んでいますし、ここはあまり気にしなくてもいいでしょう。

 

ちなみに、有馬記念の負担重量(斤量)は定量制で、以下のように定められています。

3歳・牝馬…53kg
3歳・牡馬…55kg
4歳上・牝馬…55kg
4歳上・牡馬…57kg

今年は今のところ3歳牝馬の出走予定はありませんが、もしメロディーレーンの出走が叶えば53kgで出れます。

3歳牡馬に関してはサートゥルナーリア、ワールドプレミア、ヴェロックスの出走がほぼ確定的で、世代レベルに疑問は残るものの、今年も3歳馬が馬券に絡む可能性は十分にあると思います。

1人で4勝。池添騎手が勝ちまくり!!

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
池添謙一 4- 0- 0- 4/ 8 50.0% 50.0% 50.0% 208 83
C.ルメール 1- 4- 0- 4/ 9 11.1% 55.6% 55.6% 28 202
M.デムーロ 1- 1- 0- 6/ 8 12.5% 25.0% 25.0% 105 61
武豊 1- 1- 0- 6/ 8 12.5% 25.0% 25.0% 23 30
吉田隼人 1- 0- 1- 1/ 3 33.3% 33.3% 66.7% 566 203
戸崎圭太 1- 0- 0- 5/ 6 16.7% 16.7% 16.7% 145 46
内田博幸 1- 0- 0- 5/ 6 16.7% 16.7% 16.7% 45 21
岩田康誠 0- 1- 1- 7/ 9 0.0% 11.1% 22.2% 0 45
横山典弘 0- 1- 1- 6/ 8 0.0% 12.5% 25.0% 0 60
C.スミヨン 0- 1- 0- 1/ 2 0.0% 50.0% 50.0% 0 55
W.ビュイック 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 100.0% 0 500
C.ウィリアムズ 0- 0- 2- 2/ 4 0.0% 0.0% 50.0% 0 350
H.ボウマン 0- 0- 2- 1/ 3 0.0% 0.0% 66.7% 0 183
福永祐一 0- 0- 1- 7/ 8 0.0% 0.0% 12.5% 0 92
R.ムーア 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3% 0 56
後藤浩輝 0- 0- 1- 2/ 3 0.0% 0.0% 33.3% 0 126

過去10年の有馬記念では池添騎手が1人で4勝していて完全に無双状態です。

騎乗機会8回で4勝 = 勝率50%ですから、ちょっと異常なくらい相性が良いですね。

・・・なお、今年の有馬記念では今のところ池添騎手の騎乗予定はありませんw

 

池添騎手以外では、今年もリーディングトップを走るルメール騎手の連対率が4/9で約56%と素晴らしい成績です。

ルメール騎手は基本的に1番人気の馬に乗っている印象があるかもしれませんが、有馬記念に関しては2017年のクイーンズリング(8人気2着)、2012年のオーシャンブルー(10人気2着)、2011年のエイシンフラッシュ(7人気2着)と人気薄の馬をガンガン馬券内に持ってきています。

 

ちなみに、今年のルメール騎手はどうなのかと言うと・・・凱旋門賞で48馬身差大敗の伝説を作ったフィエールマンで騎乗予定なので、なんともリアクションが取りづらいですねw

同じく凱旋門賞に挑戦したキセキやブラストワンピースと比べると疲労は少ないかもしれませんが、ここは調教などから状態を見極めつつといったところですね。

 

データでは過去10年で馬券に絡んだ事のある騎手のみピックアップしましたが、その他に騎乗機会の多かった騎手をチェックしていくと・・・

蛯名正義 0-0-0-9
田辺裕信 0-0-0-6
川田将雅 0-0-0-5
浜中俊 0-0-0-5
三浦皇成 0-0-0-4
北村宏司 0-0-0-3
柴田善臣 0-0-0-3
C.デムーロ 0-0-0-3

蛯名、田辺は見なかったことにして、少し意外なのが川田騎手が過去10年の有馬記念で一度も馬券に絡めていないという点ですね。

有馬記念は川田騎手のように寡黙なタイプではなく、池添騎手のようにチャラついた「お祭り男」が勝つレース(?)なのかもしれません。

内枠有利。外枠はかなり厳しい!!

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
1枠 2- 2- 1-14/19 10.5% 21.1% 26.3% 54 41
2枠 1- 2- 0-16/19 5.3% 15.8% 15.8% 45 56
3枠 1- 2- 1-14/18 5.6% 16.7% 22.2% 8 84
4枠 2- 2- 0-16/20 10.0% 20.0% 20.0% 129 64
5枠 1- 1- 3-15/20 5.0% 10.0% 25.0% 20 75
6枠 2- 1- 2-15/20 10.0% 15.0% 25.0% 24 99
7枠 1- 0- 2-17/20 5.0% 5.0% 15.0% 13 23
8枠 0- 0- 1-19/20 0.0% 0.0% 5.0% 0 18

枠順別データを見ると完全に内枠 > 外枠で、大外の7枠・8枠に関しては壊滅的な成績になっています。

中山競馬場のコース平面図(右回り)
※画像はJRAより引用。

中山芝2500mはスタート後すぐにコーナーという形状から内枠有利なので、ほぼ毎年フルゲートになる有馬記念では特に外枠は厳しいという訳ですね。

 

ちなみに、過去10年の有馬記念で大外の8枠から馬券に絡んだのは、2018年のシュヴァルグラン(3着)のみです。

3着 シュヴァルグラン(ボウマン騎手)
「すごくいいレースが出来ると思っていて、自信を持って乗りました。スタートして、キセキが前に出てきたところで掛かってしまいました。今日はこの馬場でも走れることが証明出来ました。中山でこの枠順でも乗り方一つでクリア出来ると思います

有馬記念レース後コメント – netkeiba.com

ボウマン騎手はこう言っていましたが、まぁ厳しいでしょうw

完全ノーチャンスという訳ではありませんが、7枠・8枠に入ってしまった馬に関してはかなり割引いて予想するべきです。

 

なお、2014年の有馬記念で行われた「ドラフト形式の枠順抽選」での指名順が4 → 6 → 2 → 1 → 8だったことから、厩舎サイドは有馬記念で内寄りの偶数馬番が欲しいと考えていることがわかります。

馬番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
偶数 4- 5- 5-63/77 5.2% 11.7% 18.2% 27 44
奇数 6- 5- 5-63/79 7.6% 13.9% 20.3% 46 70
大外 0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

データ的には偶数奇数で大きな差はない(むしろ奇数の方が良い)ですが、後入れでゲート内で待たされる時間の少ない為、基本的には偶数枠の方が有利ですからね。

先行した馬の成績が優秀。追い込み馬はかなり厳しい!!

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回収率 複回収率
逃げ 1- 0- 1- 9/ 11 9.1% 9.1% 18.2% 17 41
先行 5- 3- 2- 28/ 38 13.2% 21.1% 26.3% 120 93
中団 3- 6- 4- 46/ 59 5.1% 15.3% 22.0% 15 66
後方 0- 0- 2- 42/ 44 0.0% 0.0% 4.5% 0 11
マクリ 1- 1- 1- 1/ 4 25.0% 50.0% 75.0% 40 132

脚質別データを見ると先行した馬の成績が非常に優秀です。

差し(中団)もある程度届きますが、追い込み(後方)は壊滅的な成績となっていて、基本的には前に行ける馬を中心に買うべきです。

 

ちなみに、過去10年で有馬記念を逃げて勝ったのは2017年のキタサンブラックのみ。

いくら前有利でも、有馬記念を逃げ切るのはそう簡単ではない・・・という事でしょうか。

有馬記念の過去10年データからわかった傾向まとめと「リピーター」について

前走 ・菊花賞組が優秀
・JC、天皇賞・秋からはイマイチ
人気 ・上位人気が優秀(特に1番人気)
年齢 ・3歳馬の成績が優秀
・6歳以上の成績は壊滅的
騎手 ・池添騎手が無双(4勝)
・ルメール騎手も連対率約56%と優秀
枠順 ・内枠有利
・外枠はかなり厳しい
脚質 ・先行した馬の成績が優秀
・追い込みはかなり厳しい

有馬記念の過去10年データからわかった傾向は上記の通りです。ぜひ予想の参考にしてみてください!!

 

・・・ちなみに、データとしては触れませんでしたが有馬記念はかなり極端なリピーターレースです。

過去10年で馬券に絡んだ馬一覧を流し見しただけでも、同じ名前がやたらと出てきますからねw

 

今年の出走予定馬の中で過去に有馬記念に出走した経験がある馬は・・・

  • キセキ
  • シュヴァルグラン
  • スワーヴリチャード
  • レイデオロ

この4頭です。

中でも、シュヴァルグラン(2017年3着,2018年3着)とレイデオロ(2018年2着)は過去に馬券に絡んでいる馬なので、2019年の有馬記念でも注目したいですね!!