WIN5を除くと最も高配当に期待できる反面、的中率も相応に低くめったに当たらないのが「3連単」です。
馬券の払戻率もWIN5以外では最も低い72.50%に設定されており、一発狙いのギャンブル的な買い方にも思えてしまいますが、実は3連単は最もチャンスが多い買い方でもあります。
3連単にチャンスが多い理由は以下の2点です。
- 選択肢が膨大にあって偏りが生じやすい
- 無駄な買い目まで買ってしまう人が多い
16頭立てのレースの場合、3連単の組み合わせは全部で3360通りもあります。
さすがにここまで組み合わせが多いと「ほとんど買われてない組み合わせ」や「買われすぎている組み合わせ」が多くなり、その他の券種よりオッズの偏りが圧倒的に生じやすくなります。
・・・つまり、それだけチャンスが増えます。
また、3連単はめったに当たらないと割り切って考えれば問題ありませんが、とにかく当てたくて無駄に点数を増やしてしまう人が多いので、そういった意味でもチャンスが多いです。
そんな3連単の買い方ですが、点数が膨大に増えてしまうボックス買いは避け、フォーメーションで狙っていくのが基本になります。
3連単のボックス買いは基本的に避けよう
3連単に限らず、馬連や3連複でも無駄な買い目が増えてしまうボックス買いはあまりおすすめできませんが、3連単の場合は特にエグいので、基本的にボックス買いは避けるべきです。
3連複 | 3連単 | |
4頭ボックス | 4点 | 24点 |
5頭ボックス | 10点 | 60点 |
6頭ボックス | 20点 | 120点 |
6頭ボックスでも120点と、かなり膨大な点数になってしまいます。
そもそも、ボックス買いは選んだ馬で作れるすべての組み合わせをおさえる買い方なので、「ヒモ-ヒモ-ヒモ」のように本命馬を除いた3連単など、通常であればまず買わない無駄な買い目も買うことになってしまいます。
結果的に特大万馬券が当たる可能性もゼロではありませんが、それではただのギャンブルになってしまいます。
こういった無駄な買い目はフォーメーションを使うことで簡単に省く事ができるので、3連単は基本的にフォーメーションを活用して点数を絞って買うようにしましょう。
馬単の発展系と考えて3連単で狙う
3連単の買い方として、最も簡単かつ点数を絞れるのが「馬単の発展系と考えてフォーメーションを組む方法」です。
たとえば、本命(◎)-対抗(〇)の馬単を元に3連単フォーメーションを組むと・・・
「◎-〇-△△△(3点)」
馬単+3着に入りそうなヒモ馬(△)を複数頭選ぶこの買い方なら、点数はヒモ馬に選んだ頭数分だけで済みます。
上記のように、極限まで点数を絞れるケースはあまり現実的ではありませんが・・・
「◎-〇▲-〇▲△△△(8点)」
馬単の相手に2頭、そしてヒモ馬にながすというこの買い方でも、点数は対抗馬+ヒモ馬に選んだ頭数×2だけで済みます。
馬単の相手やヒモ馬の頭数によって点数は増えますが、重要なのは1着を固定してしまえば3連単フォーメーションの点数はかなり減らせるという事です。
1着を固定する買い方である馬単の発展系として考えると、簡単に点数を絞ることができます。
馬連の発展系と考えて3連単で狙う
3連単フォーメーションは馬単だけでなく、馬連の発展系として考えることもできます。
「◎〇-◎〇-△△△(6点)」
この買い方は本命馬が2着になるパターンもおさえるので、点数は馬単ベースより2倍に増えてしまいますが、それでも3連単としてはかなり点数を絞れるのでおすすめです。
これがボックス買い(5頭)になると、「△-△-△」や「△-〇-◎」のように、自分の予想とは全く異なる矛盾した買い目もおさえることになってしまいます。
3連単は「当てたい・高配当を狙いたい」という欲が先行して、このようにギャンブル的な買い方をする人が少なくありません。
そんな中で、自分の予想をしっかり反映させた買い方をすることで有利に戦うことができ、3連単で勝てる可能性を高めていく事ができます。