3着までに入る3頭の馬を当てる「3連複」は、的中率が現実的な馬券の中で最も高配当に期待できる馬券です。
3頭の着順が不問の為、めったに当たらない3連単と違い、現実的に的中を狙っていく事ができます。
※レースによっては、馬単の方が3連複より高配当になる事もあります。
さて、3連単と比べた時に、3連複の最大のメリットと言えるのが「点数を絞りやすい事」です。
このメリットを活かさない手はないので、点数が多くなってしまうボックス買いはおすすめできません。
- 3連複軸1頭ながし
- 3連複フォーメーション
- 3連複軸2頭ながし
3連複を買う場合には、基本的にこの3つの買い方で攻めましょう。
基本の買い方は3連複軸1頭で点数を絞る!!
3連複はなるべく点数を絞りたいので、ボックス買いがおすすめできないのは上記でお伝えした通りです。
買い目の点数を絞る簡単な方法は、まず「軸馬」を決める事です。
軸馬は「ほぼ確実に3着以内にくるであろう馬」を選び、3連複で選ぶ3頭の内1頭を固定してしまいましょう。
買い目の内の1頭を軸馬として固定し、軸馬から相手として選んだ複数頭の馬にながす買い方が「3連複軸1頭ながし」になります。
※あえて人気薄の穴馬を軸にして高配当を狙う手もありますが、ここではオーソドックスな例で解説します。
3連複軸1頭ながしの場合、相手に選んだ馬の頭数によって、点数は以下のようになります。
軸1頭ながし | ボックス買い | |
軸1頭・相手4頭 | 6点 | 10点 |
軸1頭・相手5頭 | 10点 | 20点 |
軸1頭・相手6頭 | 15点 | 35点 |
軸1頭・相手7頭 | 21点 | 56点 |
軸馬を1頭決めるだけで、ボックス買いと比べて圧倒的に点数を減らせます。
点数を減らせると、その分1点1点に大きく張ることができるので、結果的に的中時の配当を高める事にも繋がります。
デメリットとしては、軸馬が3着以内に入らなかった場合、必ず馬券が外れてしまうという点です。
しかし、無駄な買い目を増やして的中率を無理やり上げるより、軸馬の精度を高める事に注力して点数を絞った方が100倍マシです。
3連複フォーメーションで点数を絞ろう!!
3連複軸1頭ながしは、相手が5頭以下の場合点数も10点以下に絞れますが、相手が6頭や7頭となってくるとどうしても点数が増えてしまいます。
相手に選んだ馬が3着以内に入る組み合わせをすべて買うことになるので、実質的には「3連複軸1頭ボックスと言える買い方」です。
つまり、買い目上で相手に選んだ複数頭の馬の中に優先順位がない状態なのです。
しかし、現実的には・・・
- 軸馬に次いで3着以内に入る可能性が高い馬(対抗)
- 3着以内に入るかもしれないから抑える馬(ヒモ)
このように、相手に選んだ馬の中でも優先順位があるはずです。
軸1頭ながしだとこれらの馬を同列に扱うことになりますが、「3連複フォーメーション」なら、相手に選んだ馬に優劣をつけて買うことができ、買い目の点数を絞ることができます。
フォーメーションは「軸-対抗-対抗はアリ・軸-ヒモ-ヒモはナシ」という風に組むのが基本です。
例として、「3連複軸1頭ながし・相手馬6頭の場合」で見てみましょう。
フォーメーション | 軸1頭流し | |
対抗2頭 | 9点 | 15点 |
対抗3頭 | 12点 |
軸馬を1頭固定するのは軸1頭ながしと一緒ですが、3着以内に入るかもしれないから抑える馬(ヒモ)のグループから、2頭も3着以内に入るのはさすがにないという買い方です。
相手馬の優先順位を買い目に反映させるだけで、軸1頭ながしに比べて明らかに買い目の点数を絞ることができます。
フォーメーションは、工夫することで自分の予想を正確に馬券に反映する事ができ、それによって無駄な買い目を減らして点数を絞ることができる馬券です。
そもそも相手の頭数が少ない場合や、相手として選んだ馬にどうしても優劣がつけられない場合は仕方ありませんが、そうでない場合には、積極的に3連複フォーメーションを活用していきましょう。
3連複軸2頭ながしなら点数をかなり絞れる!!
3着以内に入りそうな軸馬を2頭選んで、相手に選んだ馬に流す「3連複軸2頭ながし」は、買い目の点数をかなり絞れる買い方です。
3頭の内2頭を固定するので、たとえ相手に5頭の馬を選んだとしても、買い目は5点だけで済みます。
実際のレース上では、軸馬を2頭も固定できるシチュエーションはあまり多くありません。
しかし、この買い方も頭に入れておけば、たとえば本命-対抗のガチガチの馬連で決まりそうで配当的に期待できないレースでも、ヒモ馬次第で全然買えるなんて事もあります。
たとえ軸に選んだ2頭が人気馬であっても、3頭目に人気薄の穴馬が入ってきた場合、それなりに高配当になりますからね。